Flow

当社の工事受注から工事完了までの流れをご紹介します。

step1 
設計事務所への設計依頼から当社との工事の御契約まで

step2 
御契約から工事完了まで

step1

基本設計

基本設計では、基本計画で調整・整理した内容を元に、より具体的に設計を進め、簡単な間取り図や外観図等の図面資料や模型等を作成し、お施主様が計画全体を理解し納得できる様に十分に内容の説明を行います。
基本設計は計画の大枠を決定する業務ですから、基本設計の承認をする事は建物計画の大枠が決定し、実施設計へと業務を進める準備が整った事を確認する意味があります。

概算見積依頼

また、この段階で工事費用の概算を行います。当社では概算見積も承ります。

設計管理契約

基本設計が大方まとまり承認を頂いた時点で、建築士業務委託契約を結びます。
本来契約は、最初に敷地調査の依頼を受けた段階で結ぶのが、設計事務所としては理想的ですが、実際の所はお施主様、設計者の双方が十分信頼関係を構築したと思われるこの時期に契約を結ぶのが一般的です。

実施設計

実施設計は基本設計を元に工事施工者に計画内容を伝達し、また見積り時に積算をスムーズに行うための図面を作成していきます。
そのため実施設計では、建物の各部分の寸法や使用材料なども細かく決めていく事になります。建物の計画すべてを図面化するため、図面枚数は何十枚にもなり、作図期間も住宅では最低3ヶ月程度はかかります。

見積依頼

設計事務所により実施設計が完了した時点で、お施主様に設計内容を説明し、承認して頂きます。この時点では実施設計図面を当社が頂き、実施設計図面を元に工事の詳細な見積もりを致します。

建築確認申請

建物を建築する場合、その建築計画が建築基準法・都市計画法・消防法等、その他多くの法令に適しているかどうかを、事前に役所(特定行政庁)に書類を提出し、問題がないか確認を取る必要があります。この手続きを「建築確認申請」と言います。

※1へ

工事業者選定

実施図面を元に見積もりを取り、工事金額や内容を検討した上で工事施工業者を選定します。工事業者の選定方法には次のようなケースがあります。

特命見積
(1社に見積りを依頼する)

見積り金額の比較対象が無いので、当社の見積りが他社に依頼した場合より安いかどうかといった事は詳しくは解りません。設計事務所、お施主様、当社の3者の信頼関係が大切です。

合い見積
(複数社に見積もりを依頼する)

当社のポリシーや実績を充分把握して頂き、金額とあわせて判断して頂きたいと思います。

当社は特別な場合を除き、住宅においては特命見積が一番適当ではないかと考えています。住宅のできの良し悪しは施工に関わる職人さんの腕一つであると言えます。住宅は工業製品ではないですから、職人さんの腕だけではなく、気持ち一つでまったく違ったものとなります。また、設計段階で当社の技術や知恵なども入れ込むことができます。住宅の価格は建設時の価格だけではなく、維持管理の費用、どれだけ長持ちするかなどいろいろな条件が絡んできます。当社は今までの経験や資料の蓄積により、発注時の妥当な価格を設定し、最も良い住宅を造りあげます。

見積調整

提出した見積書の内容と当初の予算とを比較・検討して頂き、仕上材や設備機器等の仕様変更、取り止め、追加など、工事金額の調整にも粘り強く協力致します。

 

工事請負契約

見積もりで決定した請負金額を元に支払い条件等を確認した上で、お施主様と当社で工事請負契約を結びます。

※1

建築確認済証の受領

建築確認申請を提出し、建築基準法等に適合していれば、確認済証と提出した確認申請書の副本が申請者に戻されます。この確認済証を受領したところで工事に着手できるようになります。

step2

工事着工準備

詳しい工程表の作成提出、近隣挨拶、現地調査などを行います。現地調査では、敷地の形状、道路状況、公共施設(上下水道、電気、ガス等)、地盤状況などの現況と設計図面に差異がないことを調査確認します。

定例会議

ご契約後、定例会議がスタートします。設計事務所のご担当者、当社の現場担当者、各職方が毎回一同に集まって打合せをします。その際議事録と工程表を提出いたします。毎週もしくは隔週で行います。

木造・鉄骨造では2ヵ月程、鉄筋コンクリート造では3ヵ月~4ヵ月程

地鎮祭

地鎮祭【じちんさい】とは土工事などを始める前にとり行う儀式のことです。地の神である大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)・氏神(うじがみ)・地域の神である産土大神(うぶすなのおおかみ)をお迎えして土地を祓い清め、工事の安全を祈願します。神主さんへのお礼はおよそ3万円~5万円になります。

地盤改良工事

地盤調査の結果をもとに、実施設計で計画された現場地盤の補強を行います。地盤の状況や建物の計画に応じて、表層地盤改良工法、小口径鋼管杭、柱状改良杭工法などの工法があり、現場地盤の状況に合った方法で工事をおこないます。(施工図)

水盛・遺方

敷地の中に「地縄」を張り、どのような配置で建物を建てるかを現場で設計図を元に実際にマーキングします。その後、地縄を参考にして水糸を張る為の水杭、水貫を設置します。また、建物の高さの基準点等もマーキングして建物の施工上の基準とします。

基礎工事

基礎は住宅などの上部構造を支え、地盤の不同沈下による上部構造の変形を防ぐ重要な建物の部分です。基礎仕様の選択は住宅などの上部構造計画や地盤調査等で得た地盤の地耐力により判断します。基礎工事には、根伐、床付、捨てコン、基礎枠、基礎配筋、基礎コン、型枠解体・埋戻しなどがあります。(施工図)

躰体工事

鉄筋コンクリート造の場合、基礎工事後も型枠工事、鉄筋工事、コンクリート工事を繰り返し行うことで、上棟をむかえます。(施工図)

木造・鉄骨造では2ヵ月程、鉄筋コンクリート造では3ヵ月~4ヵ月程

建方・上棟式

建方とは棟を上げる、つまり、構造体の軸組を組上げることです。一般的には木造建方、鉄骨建方があります。

上棟式

上棟式は建前(タテマエ)とも呼び、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。つまり、上棟式は「儀式」というよりもお施主様が職人さんをもてなす「お祝い」と言えます。工事に関わった人が一堂に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力の元に家をつくり上げていこうとする意思表示の会でもあります。このように上棟式はお祝いの会ですので、一般的な住宅の場合、地鎮祭とは異なり、神主さんは呼ばないのが普通です。

行政中間検査

建方後、役所が提出された建築確認申請通り工事が実施されているか調べる「中間検査」を行うことがあります。

屋根工事

野地板やコンクリートで屋根の下地を作り、雨漏りを防ぐ防水層を設置した上で仕上げ材を施工します。

外壁工事

モルタルに吹付け仕上げ塗装やサイディング、タイルなどを施工し、外壁を仕上げて行きます。また、雨樋も取り付けます。

設備工事

建物内部の電気、ガス、水道などの設備配管を設置します。この段階では宅内に設置する設備機器の設置位置が決まっている必要があります。

内部造成工事

壁の下地や内部建具、棚や造付け家具や階段等の造作工事を進めます。工事の進み具合に応じて、取り付け位置や高さ、材質の指定など、きめこまやかな指示が現場で必要になってきます。その後、建物内部の床・壁・天井を仕上げます。

足場解体

外壁の仕上げや雨樋の取り付けが終わり次第、外壁の清掃、防水状態を再度確認し、足場を解体します。

外構工事

外部の設備工事に合わせて外構工事も行います。よく外構工事は別途などと言いますが、外部の設備工事との兼ね合いもありますので、建築家の方に外構も一緒に設計してもらうのがお勧めです。

1~2週間程

立会検査

監理者・施工者・建築主の三者で引渡し前に建物が図面通りに出来ているか、床や壁の仕上げに工事中の傷などの問題がないか、建具などにガタツキは無いか、設備機器に問題が無いかなどを検査します。

建築完了検査

建築完了検査は役所等に提出された建築確認申請書の内容通りに工事が完了したかどうかを役所等の担当者が現場まで来て確認するものです。この検査に合格した建物には「検査済証書」が交付されます。

是正工事

設計者・施工者・建築主の三者の引渡し前検査で確認された問題を解決します。

引き渡し

建物の工事や検査がすべて終わり、建て主さんに鍵を渡し、建物を引き渡します。このとき設備機器の仕様説明をします。一般的には、お風呂の沸かし方、キッチンの使い方等の取扱い説明が行われます。

メンテナンス

建物に問題個所がある場合、建物が完成して最初の1年間の間に問題が露見してくることが多く、また、竣工立会検査時に気付かなかった問題も、住み始めてみると気付くことがあります。このような場合を考慮して、設計者・施工者・建築主の三者で再度1年後に検査を行います。